平成31年度予算概要
平成31年度の予算が、去る2月15日に開催された第109回組合会にて審議のうえ、決定されましたので、その概要についてお知らせします。
収入支出予算額 | 5,316百万円 |
別途積立金取崩し予算繰入額 | 682百万円 |

保険料率について
平成31年度の健康保険料率は、95/1000で据置き、介護保険料率は14.0/1000から15.0/1000 (1.0/1000引上げ)に決定いたしました。
収入について
保険料収入は、平成30年度予算に対し被保険者数が増え、標準報酬と賞与総額の増加を見込んだことにより、約337百万円増の4,487百万円になります。
これに、その他収入147百万円を加え、収入総額は4,634百万円になります。
支出について
保険給付費(医療費等)が2,228百万円、高齢者医療費として国に納める納付金等が2,544百万円となり、保険料に占める割合が保険給付費で49.7%、納付金が56.7%、合わせて106.4%と保険料収入を超える支出となります。
保健事業費については、新規項目として特定健診結果により重症者予防対策としての受診勧奨通知や、全事業所被保険者及び被扶養者に指導対象を拡大した特定保健指導により、平成30年度予算に対し約25百万円増の169百万円となります。(保健事業改定の詳細は「平成31年度改定内容について」をご参照ください)
支出総額は、5,316百万円で、平成30年度予算に比べ19百万円の増加となり、収入と支出の差額682百万円は、別途積立を取崩し補填する赤字予算となります。
介護保険について

介護保険料収入は、一般保険同様の要因で、前年度予算に対して約74百万円増の489百万円、収支差額を補うため準備金より35百万円の繰入と合せて、収入総額は、524百万円となります。
支出の納付金は、国が定めた平成31年度概算納付額530百万円から、平成29年度精算金11百万円差引いた519百万円となり、予備費5百万円を合わせて、支出総額は524百万円となります。
まとめ
国の施策による高齢者医療への健保組合からの納付金は、毎年増え続けており、負担が一層重くなり健保組合を取り巻く財政状況は、大変厳くなっておりますが、皆様方とともにこの難局を乗り切ってまいりたいと思います。
この度、弊組合は平成31年4月1日より名称を「SK健康保険組合」に変更することとなりました。これを機に役職員一同新たな気持ちでより一層業務に励む所存でございますので、今後ともご支援とご協力をよろしくお願い致します。
平成31年度諸制度改定内容
Ⅰ. 介護保険料率改定(40歳~64歳の被保険者が控除対象)
改定後 | ← | 改定前 | ||||
事業主負担 | 被保険者負担 | 計 | 事業主負担 | 被保険者負担 | 計 | |
7.5/1000 | 7.5/1000 | 15.0/1000 | 7.0/1000 | 7.0/1000 | 14.0/1000 |
※平成31年3月分保険料(平成31年4月払給与控除・平成31年3月支払賞与)より改定
Ⅱ.あはき療養費(はり、きゅう、あんま、マッサージ)支給方法変更について
1.変更内容
変更後 | 変更前 |
償還払い | 代理受領払い |
2.変更理由
あはき療養費に関する不正対策の一環とするため。
3.変更時期
平成31年4月1日より
Ⅲ. 保健事業の改定について
1.
項目 | 改定内容 | 改定理由 |
---|---|---|
人間ドッグ利用補助金 | 利用補助金上限額 (現行) 30歳以上 30,000円 (改定) 30歳~40歳未満 10,000円 40歳~50歳未満 20,000円 50歳~ 30,000円 |
年代により、かかりやすい病気が異なり、また、年代が上がるほど多くの検査が必要になることから効率的な検査が受けられるようにする。 |
受診勧奨通知 | 新事業として、特定健診結果を基に、個人に対して受診を促す。 | 重症化予防対策の一つとする。 |
2.実施期間
平成31年4月1日実施分より