令和2年度予算概要
令和2年度の予算が、去る2月14日に開催された第111回組合会にて審議のうえ、決定されましたので、その概要についてお知らせします。
保険料率について
令和2年度の健康保険料率は、95/1000で据置き、介護保険料率は15.0/1000から16.6/1000 (1.6/1000引上げ)に決定いたしました。
健康保険について
収入支出予算額 | 5,153百万円 |
別途積立金取崩し予算繰入額 | 651百万円 |

収入について
保険料収入は、平成31年度予算に対し標準報酬月額と賞与額の減を見込んだことにより、約112百万円減の4,375百万円になります。
これに、その他収入778百万円を加え、収入総額は5,153百万円になります。
支出について
保険給付費(医療費等)が2,218百万円、高齢者医療費として国に納める納付金等が2,428百万円となり、保険料に占める割合が保険給付費で50.7%、納付金が55.5%、併せて106.2%と保険料収入を超える支出となります。
特定健診、特定保健指導、人間ドック等の疾病予防等の保健事業費として、158百万円を計上しております。
支出総額は、5,153百万円で、平成31年度予算に比べ163百万円の減となり、収入と支出の差額651百万円は、別途積立を取崩し補填する赤字予算となります。
介護保険について
収入支出予算額 | 575百万円 |
準備金取崩し予算繰入額 | 43百万円 |

介護保険料収入は、標準報酬月額及び賞与額が減となるが、料率を1.6/1000引き上げたことにより、43百万円増の532百万円。納付金の納付に必要な料率は、17.8/1000ですが、準備金より43百万円の繰入れをすることにより16.6/1000としました。
収入総額は、575百万円となります。
支出の納付金は、令和2年度より全面総報酬割となり一人当たり全国平均負担額も上昇してきたことにより、前年度予算に対して、43百万円増の572百万円となり予備費3百万円と併せて支出総額は575百万円となります。
まとめ
高齢者医療制度による納付金増加等により、今後も厳しい財政状況が続くと思われます。
皆様方とともにこの難局を乗り切ってまいりたいと思いますので、今後ともご支援とご協力をよろしくお願い致します。
令和2年度介護保険料率改定(40歳~64歳の被保険者が控除対象)
改定後 | ← | 改定前 | ||||
事業主負担 | 被保険者負担 | 計 | 事業主負担 | 被保険者負担 | 計 | |
8.3/1000 | 8.3/1000 | 16.6/1000 | 7.5/1000 | 7.5/1000 | 15.0/1000 |
※令和2年3月分保険料(令和2年4月払給与控除・令和2年3月支払賞与)より改定