令和4年度予算概要
令和4年度の予算が第115回組合会の書面審議にて決定されましたので、その概要についてお知らせします。
保険料率について
令和4年度における健康保険および介護保険にかかる保険料率は、いずれも据置きと決定いたしました。
健康保険料率 | 95/1000 (令和3年度と同率) |
介護保険料率 | 17.5/1000 (令和3年度と同率) |
健康保険について
収入支出予算額 | 4,831百万円 |
別途積立金取崩し予算繰入額 | 140百万円 |

収入について
保険料収入は、令和3年度予算に対し被保険者・標準報酬月額および賞与額の増を見込んだことにより、約260百万円増の4,596百万円になります。
これに、その他収入235百万円(繰入額140百万円を含む。)を加え、収入総額は4,831百万円になります。
支出について
保険給付費(医療費等)が2,265百万円、高齢者医療費として国に納める納付金等が2,027百万円となり、保険料に占める割合が保険給付費で49.3%、納付金が44.1%、併せて93.4%となるため、保険料収入で賄える支出となりますが、特定健診、特定保健指導、人間ドック等の疾病予防等に要する保健事業費として、165百万円を計上、また、その他支出374百万円(予備費200百万円を含む。)を加え、支出総額は4,831百万円で、令和3年度予算に比べ102百万円の減となります。
なお、本年度においても収入と支出の差額が▲140百万円となるため、別途積立を取崩し補填する赤字予算となります。
介護保険について
収入支出予算額 | 608百万円 |
予算繰入額(保険料率の補填ではない) | 1百万円 |

介護保険料収入についても、令和3年度予算に対し標準報酬月額と賞与額の増を見込んだことにより、前年度より39百万円増の607百万円になります。なお、支出における予備費計上により収支均衡とするため、準備金より1百万円の繰入れを行い、収入総額は608百万円となります。
支出の納付金は605百万円となり、予備費3百万円と併せて支出総額は608百万円となります。
まとめ
収入として保険料の増加が見込めること、また支出としては、コロナ禍における外出控えが医療機関の受診控えに繋がり、医療費が減少したため、結果として納付金負担が一時的に軽減されることにより赤字幅は減少しますが、依然として厳しい財政状況になると思われます。
当組合としましては、引き続き医療費の適正化を重点に取り組みを進めてまいりますので、今後ともご支援とご協力のほどよろしくお願いいたします。